証券会社の口座を作ったら、板を見て注文してみよう!
といいつつも、投資用語が多くて困っている初心者さんがたくさんいることでしょう。
はじめの一歩は板のみかたや指値、成行といった単語の意味を知ることです。軽く紹介したので参考にしてください。
ぶっちゃけ売買自体は超簡単なので気楽にいきましょう。
板を見て買いや売りの注文状況を把握しよう!
読み方は「いた」です。
楽天証券のマーケットスピード2よりシンバイオ製薬という銘柄の板を載せたのでご覧ください。
中央に並んだ188~178の数字が株価で、その左側が売りたい人の注文総数、右側が買いたい人の注文総数となります。
現状は186円の売りと185円の買いが叩き合っている最中で、現在の株価は売りが入って185円だと分かります。
180円の右に表示された200は筆者の指値注文です。安く買いたいがためにこのような注文を出して待ち構えているのです。
飛び越して売買できないので、いきなり190円になったりはしません。
たとえばこのまま注文やキャンセルがなければ、186円の14900株が全て買われるまで187円には上がれないということです。
逆もしかり、株価はこうやって刻々と変動していきます。
板についてはこれくらい知っておけば何とかなるかな。細かいことは実際に取引しながら覚えていくべし!
だいたい理解できたら指値や成行といった注文用語を覚えていきましょう。
「成行、指値、逆指値」を使って板に注文を出してみよう!
それぞれ「なりゆき、さしね、ぎゃくさしね」と読みます。
ちなみに売買が成立することを約定(やくじょう)というので覚えておきましょう。
成行注文は価格を指定しない注文方法。
売買できる価格ですぐに約定させるのが成行注文です。
たとえば画像の状況で買いの成行注文を出すと決定ボタンを押した瞬間に211円で買い、売りの成行注文だと209円で売りの約定となります。
注文総数がスカスカだったり値動きの激しい銘柄で成行注文すると、思わぬ価格で約定することがあるので要注意。
指値注文は価格を指定する注文方法。
指定した価格まで株価が変動しないと約定しません。早く注文を出した人から先着順で約定するのでジレッタイです。
画像の状況で早く安く買いたいなら、成行より210円に指値を入れるのが正解かな。
逆指値注文は「いくら以上で買い」「いくら以下で売り」と指定する注文方法。
指値と逆のことをしているから逆指値といいます。
指値だと現在値が優先されるため、たとえば213円に買いを出しても211円で約定するので注意したいところ。
「いくら以上で買い」という指定はチャートが読める上級者向け。「いくら以下で売り」は損切りに使えるので、初心者も使った方がいい注文です。
具体的には「208円以下になったら205円に指値」というようにトリガーを設定して注文します。
損切りに関してはこちら↓↓↓
「寄付、引け、不成」で取引条件を加えよう!
それぞれ「よりつき、ひけ、ふなり」と読みます。
日本の株式市場は平日の朝9:00~11:30と12:30~15:00に動いており、それぞれ前場(ぜんば)と後場(ごば)というので覚えておきましょう。
そして9:00と12:30が寄付、11:30と15:00が引けといいます。
ですが、正確には前場や後場の一番最初に成立した取引を寄付、一番最後に成立した取引を引けと呼ぶそうです。
後場の引けは大引けともいうからこれも頭に入れておいてください。
ちなみに寄付と引けの間の時間をザラ場といいます。(ザラバとも書く)
不成は指値注文が約定しなかった場合に、引けの成行注文に変わる注文方法です。後場に有効な大引不成という注文もあるので覚えておきましょう。
長くなりましたが以上です!
これだけ覚えたら株の売買ができるはずです。忘れてしまった時はいつでも見に来てください。
ネット証券の場合はトレーディングツールやスマホアプリ、または口座を作った証券会社のホームページから注文できます。
色々つまづくことがあるかもですが、お互い頑張りましょう!